
2025年8月31日、MINISFORUMはMinisforum UN100Pを販売展開しています。税込の市場実売はおおむね3万円前後で推移し、N100世代の“省電力×小型”をうまく突いた1台です。
2025年8月31日、MINISFORUMはMinisforum UN100Pを販売展開しています。税込の市場実売はおおむね3万円前後で推移し、N100世代の“省電力×小型”をうまく突いた1台なんです。
スペック

| ■ Minisforum UN100P | |
|---|---|
| プロセッサ/主要チップ | Intel® Processor N100(Alder Lake-N) |
| グラフィックス/アクセラレータ | Intel® UHD Graphics |
| メモリ | 16GB(DDR4-3200 搭載構成) |
| ストレージ | 256/512GB 構成(M.2 2280)+2.5" SATAスロット |
| インターフェース | 前: USB-A×2, USB-C/DP Alt/PD, 3.5mm 背: HDMI×2, USB-A×2, 2.5GbE, DC-IN |
| 電源/消費電力 | 12V/36Wアダプタ、CPU TDP 6W、騒音 32–37dB |
| OS/ソフト | Windows 11 Pro(販売店表記) |
| サイズ/重量 | 5.02×4.43×1.57inch(約127.5×112.4×40mm)、約0.77lb |
特徴
主要コンポーネント
ベースはIntel Processor N100。4コア/4スレッドの省電力CPU(Alder Lake-N)で、一般的なオフィス作業やブラウジングには十分。販売店の仕様では最大3.4GHz/キャッシュ6MBと記載されています(CPU TDPは6Wを公式FAQが明記)。超小型筐体でも静かに動かしやすいのが良いところですね。
映像は内蔵Intel UHD Graphics。公式FAQでHDMI 2.1 TMDS×2が4K60対応、さらに前面USB-Cも4K60出力に対応とされ、計3画面同時までOK。デスク作業の効率化に効きます。
メモリとストレージ
出荷構成は16GB DDR4-3200+256/512GB SSD。販売店の説明ではM.2 2280(SATA表記の店舗あり)で、SSDは最大2TBへ換装可と案内されています。さらに2.5インチSATA(7mm)スロットとTF(microSD)カードスロットも備え、写真アーカイブやメディア格納にも使いやすい拡張性です。
補足:M.2のNVMe/SATA対応は販売店により表記が異なるため、購入時にSKUごとの仕様をご確認ください。
生成AI性能
UN100PのN100には専用NPUは非搭載です。CPU/iGPUのみでのローカル生成AIは軽量モデルや推論負荷の低い用途が現実的。画像生成や大規模LLMのローカル実行はクラウド活用や小規模・量子化モデルの検証用途にとどめるのが無難でしょう。動画デコードではAV1ハードウェアデコード対応の販売店記載もあり、ストリーミング視聴用には強みがあります。
その他(ネットワーク/ポート/給電/冷却 等)
- ネットワークは2.5GbE(RJ45)+Wi-Fi 6(Intel AX101, BT 5.2)。AX101は1×1・最大600MbpsクラスのWi-Fi 6モジュールで、日常用途の無線には十分。2.5GbEは1GbE比で理論帯域2.5倍。
- I/O/映像:前面にUSB-A×2(3.2 Gen1相当)、USB-C×1(DP Alt+PD15W、オーディオ伝送可)、3.5mm。背面にHDMI 2.1 TMDS×2(4K60)、USB-A×2(3.2 Gen2)、2.5GbE、DC-IN。
- 電源/騒音:12V/36Wアダプター、騒音は32–37dBの目安と公式FAQに記載。静かな環境でも扱いやすいです。
- サイズ/重量:5.02×4.43×1.57inch/0.77lb(公式FAQ)。本文のmm値は公式寸法をmm換算した参考値です。
- 技適:国内レビューでは底面にPSE・技適マークの写真が確認できます(国内販売向け個体)。購入時は販売元/型番をご確認ください。
競合のひとこと:同クラスではBeelinkやGEEKOMのN100/N150機が並びます。UN100Pは2.5GbE+HDMI×2+前面USB-C/DP/PDの“つながりやすさ”が強みですね。
外観(I/O配置・サイズ感・設置方法)
前面はUSB-A×2とUSB-C、そして3.5mmオーディオ。よく触る端子が正面に集中していて、USBメモリやヘッドセットの抜き挿しがストレスなく行えます。背面はHDMI×2と2.5GbE、USB-A×2、DC-IN。配線はすべて後方に逃がせるので、ディスプレイ背面のVESAマウント固定でも取り回し良好です。
画像(公式)とコメント

前面にUSB-A×2とUSB-C(DP/PD対応)、3.5mmを装備。日々使う周辺機器を正面でまとめられるのが便利です。天面は細かなテクスチャ加工で指紋が目立ちにくいのも好印象。

HDMI 2.1 TMDS×2(4K60)でデュアル4K、さらに前面USB-Cを足して最大3画面。2.5GbEもここに集約され、配線を背面へきれいに逃がせます。排気スリットも広めでロングラン運用に向きます。

底面はVESAマウント兼アクセス面。販売店表記どおり2.5" SATAスロットやM.2 2280 SSDの換装に対応する構成で、容量を後から盛れるのが魅力です。
まとめ
UN100Pは、省電力×小型×3画面という“ちょうど良さ”が光る入門ミニPCです。ウェブ/Office、動画視聴、軽いプログラミング、**ホームサーバー/ネットワーク用途(2.5GbE)**に向いています。重い3Dゲームやローカル生成AIの大規模モデルには不向きですが、PD対応USB-CやHDMI×2などI/Oの手厚さ、デュアルストレージの拡張性が購入の決め手でしょう。
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