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ミニPC入門にちょうどいい。MINISFORUM「UN100P」

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ミニPC入門にちょうどいい。MINISFORUM「UN100P」

MINISFORUMのUN100Pは税込3万円前後で手に入る、Intel N100搭載の省電力ミニPC。3画面出力や2.5GbE対応など、入門機とは思えない充実の接続性が魅力です。

「ミニPC、気になってるけどどれを選べばいいかわからない」という方、けっこう多いんじゃないでしょうか。そんな入門ユーザーにちょうどいいのがMINISFORUM UN100Pなんですよね。

税込3万円前後で手に入る本機は、Intel N100を搭載した省電力モデル。TDP 6Wという低消費電力ながら、3画面同時出力2.5GbE LANといった「上位機種でも省略されがちな機能」をしっかり備えています。

ウェブ閲覧やOffice作業、動画視聴がメインなら、これで十分すぎるスペック。今回は実際の仕様を細かく見ながら、どんな人に向いているのか解説していきます。

目次

スペック

■ Minisforum UN100P
プロセッサ/主要チップIntel Processor N100(Alder Lake-N)
グラフィックス/アクセラレータIntel UHD Graphics
メモリ16GB(DDR4-3200 搭載構成)
ストレージ256/512GB 構成(M.2 2280)+2.5インチSATAスロット
インターフェース前面: USB-A×2、USB-C(DP Alt/PD)、3.5mm 背面: HDMI×2、USB-A×2、2.5GbE、DC-IN
電源/消費電力12V/36Wアダプタ、CPU TDP 6W、騒音 32〜37dB
OS/ソフトWindows 11 Pro
サイズ/重量約127.5×112.4×40mm、約350g

入門機としては十分すぎるスペック。3画面出力と2.5GbEがこの価格帯で揃うのはうれしいポイントですね。

特徴

SoC・CPU性能

ベースとなるIntel Processor N100は、2023年初頭に登場したAlder Lake-Nアーキテクチャの省電力CPU。4コア/4スレッド構成で、ベースクロック800MHz、ブースト時は最大3.4GHzまで上昇します。L3キャッシュは6MB。

注目すべきはTDP 6Wという超低消費電力設計ですね。これは同世代のCore i3-1215U(TDP 15W)の半分以下。その分パフォーマンスは控えめですが、一般的なオフィス作業やブラウジングなら体感で困ることはありません。

PassMarkスコアでみるとシングルスレッド性能が約1,800〜2,000点、マルチスレッドで約5,500点前後。これは数年前のCore i5-8250Uに匹敵する水準で、Windows 11を普通に動かすには十分な処理能力です。

映像出力を担うIntel UHD Graphicsは、EU(実行ユニット)24基構成。最大クロック750MHzで、動画再生支援としてAV1/VP9/HEVCのハードウェアデコードに対応しています。YouTube 4K視聴やNetflixストリーミングはまったく問題なし。ただし3Dゲームは軽量タイトルに限られます。

HDMI 2.1 TMDS×2で4K@60Hz出力、さらに前面USB-Cも4K@60Hz出力に対応。計3画面同時出力が可能で、デスク作業の効率化に大きく貢献してくれますね。

メモリとストレージ

メモリは16GB DDR4-3200をオンボード搭載。残念ながら増設・換装はできませんが、この価格帯で16GBは良心的です。ブラウザのタブを大量に開いても、まず困ることはないでしょう。

ストレージはM.2 2280スロット2.5インチSATAスロット(7mm厚)のデュアル構成。出荷時は256GBまたは512GBのSSDが搭載されています。M.2スロットは最大2TBまで対応とされているので、容量が足りなくなったら換装も視野に入れられますね。

さらにmicroSDカードスロットも備えており、写真アーカイブやメディアファイルの格納に便利。拡張性は入門機としては十分すぎるレベルです。

補足:M.2のNVMe/SATA対応は販売店により表記が異なります。購入時はSKUごとの仕様をご確認ください。

NPU・AI性能

UN100PのIntel N100には専用NPUは非搭載です。これは同世代のN100系チップ共通の仕様で、ローカル生成AIを本格的に動かしたいなら、NPU搭載のIntel Core Ultraシリーズ(Meteor Lake以降)やAMD Ryzen AIシリーズを選ぶ必要があります。

競合モデルとの比較:

モデルNPUAI性能(TOPS)価格帯
UN100P(N100)なし約3万円
Beelink SER8(Ryzen 7 8845HS)Ryzen AI16 TOPS約8〜10万円
MINISFORUM UM790 Pro(Ryzen 9 7940HS)XDNA10 TOPS約9〜11万円

ただし、UN100Pでもまったく生成AIが使えないわけではありません。**Ollama+Phi-3-mini(3.8B)**のような軽量モデルなら、レスポンスは遅めながら動作します。あくまで「試しに触ってみる」レベルですが、クラウドAPIと併用すれば実用的なワークフローも組めるでしょう。

動画再生ではAV1ハードウェアデコード対応が強み。YouTube 8Kや高効率コーデックの配信コンテンツもCPU負荷なしで再生できます。

ネットワーク・接続性

ネットワークは**2.5GbE(RJ45)Wi-Fi 6(Intel AX101)**のデュアル構成。

2.5GbEは1GbEの2.5倍の帯域を持ち、NASとの連携や大容量ファイル転送で威力を発揮します。この価格帯のミニPCで2.5GbEを搭載しているのは大きなアドバンテージですね。自宅サーバーやファイルサーバー用途を考えている方には刺さるポイントでしょう。

Wi-FiモジュールのIntel AX101は1×1 MIMO・最大600Mbpsクラス。2×2の上位モジュールと比べると速度は控えめですが、日常のウェブ閲覧やストリーミング視聴には十分な速度です。Bluetooth 5.2にも対応しています。

I/O・ポート構成

端子配置は使い勝手を考慮した設計です。

前面:

  • USB-A×2(USB 3.2 Gen1)
  • USB-C×1(DP Alt Mode対応、PD 15W入力、オーディオ出力対応)
  • 3.5mmオーディオジャック

背面:

  • HDMI 2.1 TMDS×2(4K@60Hz)
  • USB-A×2(USB 3.2 Gen2)
  • 2.5GbE RJ45
  • DC-IN(12V)

よく触る端子が前面に集中しているのがうれしいところ。USBメモリの抜き挿しやヘッドセット接続がストレスなく行えます。

電源・静音性

付属の12V/36Wアダプタで駆動。CPU TDP 6Wという省電力設計のおかげで、動作音は32〜37dBと控えめ。静かな書斎でも気にならないレベルです。

VESAマウントキットが付属しており、ディスプレイ背面への取り付けも可能。デスクスペースを圧迫しない設置ができます。

競合比較:同クラスではBeelinkのEQ12 ProやGEEKOMのMini IT12が並びます。UN100Pは**2.5GbE+HDMI×2+前面USB-C(DP Alt/PD)**の「接続性の手厚さ」が差別化ポイントですね。

技適について: 国内レビューでは底面にPSE・技適マークが確認されています(国内販売向け個体)。購入時は販売元・型番をご確認ください。

外観・サイズ感

コンパクトな筐体(約127.5×112.4×40mm)ながら、端子配置はよく考えられています。

前面にはUSB-A×2、USB-C、3.5mmオーディオを配置。よく触る端子が正面に集中しているので、USBメモリやヘッドセットの抜き挿しがスムーズです。背面はHDMI×2、2.5GbE、USB-A×2、DC-INという構成で、配線をすべて後方に逃がせます。

VESAマウント対応なので、ディスプレイ背面に取り付ければデスクスペースを占有しません。モニターアームと組み合わせれば、さらにスッキリした環境が作れますね。

画像(公式)とコメント

Minisforum UN100P 正面
参考:MINISFORUM 公式ストア
Minisforum UN100P 背面
参考:MINISFORUM 公式ストア
Minisforum UN100P 底面(増設アクセスの参考)
参考:MINISFORUM 公式ストア

まとめ

UN100Pは、省電力×小型×3画面出力という「ちょうど良さ」が光る入門ミニPCです。

ウェブ閲覧やOffice作業、動画視聴などの日常用途をはじめ、2.5GbEを活かした自宅サーバーやNAS連携を考えている人には最適な一台です。省スペースで3画面マルチディスプレイ環境を構築したい人や、軽めのプログラミング・開発作業用としてもおすすめできます。

一方で、3Dゲームやグラフィック重視の作業、動画編集などの重い処理には性能不足を感じる場面があるでしょう。また、大規模なローカル生成AIを動かすような用途にも向いていません。

構成価格(税込参考)
UN100P(16GB/256GB)約29,000〜32,000円
UN100P(16GB/512GB)約32,000〜36,000円

※価格は2025年8月時点の参考値です。販売店・セール状況により変動します。

この価格帯で2.5GbE3画面出力(HDMI×2+USB-C)デュアルストレージが揃うのはなかなかありません。「初めてのミニPC」として、あるいは「セカンドマシン」として、コスパの高い選択肢ですね。


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